体験談・備忘録 節約

欲しいものが消滅したので、S&P500に全力投資することにした【強制貯蓄】

久しぶりの近況報告回である。

最近の私に何が起きているかを一言でまとめると、「金の使い道がなくなった」。これに尽きる。贅沢な悩みに聞こえるかもしれないが、まあハナシを聞いてほしい。貧乏学生なりに節約と最適化を突き詰めた結果、人生がとんでもなく省エネモードに突入してしまったのだ。

そして使い道を失った金が行き着いた先が、S&P500への全力投資である。今回はそこに至るまでの経緯を、近況報告がてらダラダラ書いていく。

物欲の終焉① ロードバイクのカスタムが「完成」してしまった

私の趣味であり、このブログでも度々書いてきたロードバイク。あれこれパーツを替え、ポジションを詰め、気づけばカスタムしたい箇所が一つもなくなってしまった。

ロードバイク趣味の恐ろしいところは、カスタムの沼が深いことだと散々言われている。が、沼には底があった。少なくとも私の財力と価値観で潜れる範囲の底には、もう着いてしまった。これ以上は「替える必要のないパーツを替える」という本末転倒ゾーンに突入する。それは節約ブロガーとしての敗北を意味するので、ここで打ち止めである。

完成した愛車は素晴らしい。素晴らしいのだが、「次は何を替えようかな」と妄想する時間が消えたのは悲しくある。どうも人間としての活力が消えたようでツライ・・・。アポトーシスしようかしら。

物欲の終焉② 家電も一通り買い終えた

デスク周りの改善やら生活家電やら、QOLを上げるための買い物もだいたい終わった。欲しかったものは検討に検討を重ねて買い、買ったものはちゃんと活躍している。

つまり、もう「欲しい家電リスト」が空なのだ。家電量販店をうろついても「ふーん」で終わる。あの「これを買ったら生活が変わるかも」というワクワクを感じる対象が、店内のどこにもない。買い物が上手くなりすぎた人間の末路がこれである。

物欲の終焉③ 服の「固定化」が完了した

服に関しては以前から考えていた「制服化」をついに完了させた。要するに、気に入った同じ服を何着も買って、毎日それを着るスタイルである。

スティーブ・ジョブズの真似と言えば聞こえはいいが、実態は「服を選ぶ脳のリソースと金を節約したい」という貧乏性の極致だ。しかしこれが快適すぎる。朝の服選びゼロ秒。流行を追う必要ゼロ。セールに心を乱されることもゼロ。服という出費項目が、人生からほぼ消滅した。

一人旅にも飽きてきた件

ここまでで「モノ」への支出が消えたわけだが、では「コト」はどうか。

旅行は好きで、空港野宿だの野宿スポットだの、このブログでも散々書いてきた。ただ正直に白状すると、一人旅に少し飽きてきた。行きたい場所には一通り行ったし、一人旅特有の「全部自分の自由」という快感も、回数を重ねると新鮮味が薄れてくる。

じゃあ誰かと行けばいいのだが、ここで現実が立ちはだかる。社会人になった友人は忙しい。大学院に進んだ友人も忙しい。そして私も大学院が忙しい。全員忙しい。日程調整のLINEが「また落ち着いたらね」で終了する現象、あれは現代の七不思議に数えていいと思う。

というわけで、旅行という支出も自然減である。

消去法の果てに、投資が残った

さて、ここまでの状況を整理しよう。

- ロードバイク:カスタム完了。支出消滅
- 家電:購入完了。支出消滅
- 服:固定化完了。支出消滅
- 旅行:飽き+友人の多忙で自然減
- 大学院:忙しくて金を使う暇もない

お分かりいただけるだろうか。金が、出ていかない。

節約を極めた人間に最後に訪れるのは、「節約する対象がない」という境地だった。バイトは増やしたし、仕送りも最大限活かしている。なのに使い道がない。財布の中で金が行き場を失って渋滞している。

そこで出した結論が、S&P500への全力投資である。

なぜS&P500なのか

理由はシンプルで、考えることが一番少ないからだ。

個別株のように企業分析をする時間は、大学院生にはない。あれこれ商品を組み合わせて配分を悩む気力もない。S&P500のインデックスファンドに毎月自動で積み立てる設定だけしておけば、あとは何もしなくていい。服の固定化と同じ発想である。選択肢を消すことが、忙しい人間にとって最強の戦略なのだ。

幸い、新NISAのおかげで学生でも非課税で積み立てられる環境は整っている。「使い道のない金を、未来の自分に送りつける」。今の私にとって、これ以上合理的な金の使い道が思いつかない。

もちろん投資なので元本割れのリスクはあるし、暴落が来たら近況報告のテンションがお通夜になる可能性もある。このあたりは全て自己責任の世界だ。私は「使う予定のない金」だけを入れると決めている。生活費と学費には指一本触れさせない。ここだけは強く言っておきたい。

欲がないのは最強かもしれない

そんなわけで、最近の私は「物欲が尽きた大学院生、入金力だけが育っていく」という謎の生態になっている。

- モノへの欲は最適化の果てに消滅した
- コトへの欲も多忙と飽きで減少中
- 余った金はS&P500に自動で流れる仕組みを構築
- あとは大学院を生き延びるだけ

華やかさは皆無だが、精神は妙に安定している。欲がない生活は、退屈と引き換えに平穏をくれるらしい。

次の近況報告では、もう少し面白い事件が起きていることを祈る。それでは。

節約

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