生活のちえ 節約

一人暮らしの出費とその考え方【ストレスと節約の最大公約数を探る】

お金のハナシはタブーだとの日本人の間ではコモンセンスであるが、かといって目をそらすといつの間にか崖っぷちに居たことになりかねない。

他人から見たらわけ分からん出費が知らぬ間に自身を蝕んでいたことも往々にしてある。

今回はそこを敢えてさらけ出すことによって、自身の価値観を他者の視点によって矯正していきたく思う。私の支出について是非ご指摘をいただきたい。

まず結論。私の場合は10万円あればそれなりに生きていける。

さすがに支出少なすぎじゃない?って思う人もいると思う。なので、この支出の前提を紹介。

  • 20代大学院生
  • 1Kのアパート住まい
  • 車、バイクなし
  • 北陸在住
  • 食事はほぼ自炊
  • 水道光熱費は基本使い放題

この前提のもと、詳細について紹介する。人によって家賃等に大きな振れ幅があるので、自分の生活費と照らしあわせる時は注意してほしい。

項目費用(円)
家賃38,000
水道2,000
ガス6,000
電気5,000
食費22000
日用品4,000
教材費4,000
サークル10,000
娯楽費10,000

表に起こすとこんな感じ。合計して10万円になる。

以下それぞれの項目の考え方について解説する。

なお、サークル費は当てはまる人が少ないから最後に少し触れるだけにとどめる。

わが根城は大学の目と鼻の先に構えている。広さは約20平米。私は狭い家でも平気なので、その分家賃は安く収まっている。

もともと3畳の激狭寮に2年間幽閉されていたから、むしろ天国。あと4年はここにいたい。

基本的に、水道光熱費は使い放題の方針。

なぜなら節約のために差し出す対価があまりに大きすぎるから。

特にエアコンについては、北陸という地理的都合上、使わないと健康に多大な悪影響を及ぼす。寒さは思った以上に人間を蝕むから、積極的に活用すべきというのが私の意見。

昨今のエネルギー価格の高騰が家計を脅かしているが、それでもなお私はこの方針を貫くつもり。日本のライフラインは優秀だから、まだケチろうと思うレベルにはないと考える。

節約するために自炊しろ、といった声をよく聞くが、私は頭ごなしに他人にはお勧めできない。

なぜなら自炊による安さは、自分が差し出した時間に起因するから。自炊するために必要な工程として

  • 献立を考える
  • 買い物するためにスーパーに足を運ぶ
  • 料理する
  • 片付け、食器洗い

ざっとこれだけのことに自分の時間を差し出して料理を作っていくことになる。時間に追われている人間にとって、この作業量は致死レベルになる可能性がある。

しかも最近はガス代や電気代が高騰しており、自炊のための費用が上がってきている。食品価格もジワリと上がっているし、いよいよ節約としての自炊が破綻しかかっている印象。

それでも私は自炊を続ける。なぜなら私は時間が有り余っている大学生だから。大学生はバイトを入れまくってなお持て余している時間があるケースがほとんど。なら積極的に切り売りすればいいと思う。

時間が余っている人、趣味として自炊をしている人、筋トレをしている人には自炊はおすすめ。

日用品は大容量のモノで大きく節約が可能。理由は以下

  • こまごま買うより単価が抑えられる
  • 生きている限り、使うことが確定している。
  • 腐らない

いざ買おうとすると5,000円支払うケースもあるかもしれないけれど、迷わず購入してほしい。将来の自分を甘やかすつもりで買えばいいとおもう。

私の趣味は以下

  • ロードバイク
  • 筋トレ
  • ゲーム
  • 自炊

ロードバイクってめっちゃお金かかる趣味じゃないの?って思う人がいると思う。確かに初期費用は20万円くらいかかるけど、維持費がかなり安い。今まで費やしたお金以上に私の健康に寄与してくれているからぜんぜんOK。

それ以外も殆どお金はかからない。むしろ将来の医療費を予防してくれているまである。趣味は時に財布をいたわってくれてる。これからも飼いならしていきたい。

あとサークル費だけど、上回生は後輩に奢る機会がどうしても増えてしまう。今までの先輩におごってもらっていたから、ここは甘んじて受け入れる。

以上、私の1か月の出費とその理由について紹介した。

私も出費を抑えるために必要な措置は尽くしているが、やりすぎはよくないと思う。なぜなら我慢した分どこかにしわ寄せが行くから。

例えば家賃3万円の家から職場まで1時間、交通費2万円の人と、家賃6万円で職場まで徒歩10分の人を比べた時に、前者がまともな投資判断をしているとは到底考えにくい。目先の数万円のためにトータルで10万円を失ってはいけない。

出費はストレスと節約の最大公約数を探ることで最適化されると考える。人によって自分の譲れないところがあるはずだから、柔軟に対応すればいいと思う。

家計の見直しは自己探求するいい機会になるのではないだろうか。

以上、検討を祈ります!

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