体験談・備忘録

【旅行記】新潟⇒小樽へ 遅いから早い【新日本海フェリー あざれあ】

2月にフェリーで小樽に行った。船旅はあまりメジャーではないが、思ったより快適で趣深い旅になったので紹介したい。移動そのものを楽しめるのが船。

ただこの航路、少しクセがある。ミスるととんでもない時間に下船させれられたりするので、初めて利用する人は注意。というかミスらなくてもそれなりに朝早くに降ろされるので、事前準備が大事。

船旅の下準備

今回は新潟駅前のホテルにて宿泊したので、そこからスタート。泊まったのは新潟ターミナルホテル。

2月の閑散期に宿泊したので、1泊3,500円くらいだった。駅チカだったし、これはありがたかった。

なぜ前泊したのかというと、フェリーの出発時刻が12時。但しこれはあくまでフェリーが港を離れる時間であって、1時間前までには乗り場に到着する必要がある。飛行機の国際線と同じようなもの。私の場合、当日に自宅から出発しても間に合わないので前泊した。

いざ、フェリーターミナルへ

というわけで、フェリーターミナルへ。駅から直行バスが出ているから、それに乗れば迷わない。

だが私は徒歩で向かった。距離にして3.3km。せっかく新潟に来たんだし、出発までにあちこち寄ってから向かった。少しずつ見えるフェリーのファンネルが旅情を掻き立てる。体力に余裕のあるひとは是非徒歩移動をお勧めする。

いよいよ見えてきた。フェリーに関してはさしずめ動くビル。やはり大きい建物や乗り物にはなにか引き寄せられるものがある。巨大な教会やスカイツリー見てるときとおなじ感動だ。積み込みを待っていた牛さんたちもいた。普段見慣れないものがフェリーには詰まっている。乗る前から楽しい。

うーん、壁。

待合室はこんな感じ。奥には売店もある。

しばらく待っていると、乗船案内が始まった。私が乗ったときは11:15に始まった。

そして、乗船

エスカレータを上り、

ブリッジをくぐる。某ネズミの国の入場ゲートくぐるより楽しいと思うのは私だけだろうか。

入るとすぐにこの解放感のある吹き抜け。船にありがちな閉塞感を忘れさせてくれる。1万円払っただけでこんなところに泊めさせてくれて、さらに小樽まで送ってくれるなんてすばらしいではないか。

上から見るとこんな感じ。いやー素晴らしいね。

共用施設も素晴らしい

このフェリーにはなんと露天風呂がある。勿論中は撮影できなかったが、大海原を眺めながら湯船につかるのは格別だった。フェリーの速度が時速50㎞らしいので、世界最速の露天風呂の可能性がある。

天候によっては閉鎖される場合もあるから、入れた人はラッキー。

船内には売店もある。少し割高だが、昨今の物価高を考えればかわいいもの。

静かにくつろげるラウンジや、

当然展望デッキもある。ここの景色は格別だ。

風はすごいです。なんせ船そのものが50㎞/h出してるので。風防があるエリアから少しでもずれたら飛ばされます。

部屋はほぼネカフェ(S寝台)

客室はこんな感じの廊下から自分の番号を探して

私が今回泊まったS寝台はこんな感じ。ん?独房??

と思うかもしれないが、個室なだけ豪華だと思う。本当はもっと上のグレードの部屋を予約したかったが、学割が適用される部屋の中で一番良い部屋がこれだった。まあよかろう。

ゆうてネカフェ。ここでは寝るだけ。うん、いける。コンセントもあるし、引きこもってアマプラ見まくるでもおけ。

ただ、空調は自分で調整できない。基本服で調節するしかない。あと、換気があんまり効いてない。一応換気装置はあるが頼りない。

さらにもう一点。部屋では通信が基本的に圏外になる。吹き抜けのところに行くか、陸側に近づけばかろうじてって感じ。現代っ子には致命傷かも。

けど、それだけ。一日だけなら十分。何なら1万円で個室が与えられる時点で満足しなさいなってハナシ。デジタルデトックスにもなる。

あと、完全な個室ではなかった。多分消防法関係だと思う。

離岸、出向

乗客が予定よりも早く乗ったようで、定刻の帝国の12:00より早く出航。

作業員さんのお見送り。「帽振れ」をしたら応えてくれた。うれしい。

離れていく新潟市内。

ちょうど飛行機の離陸も見ることができた。近くの新潟空港から。ダイヤが乱れなければいつでも見られると思う。

メシは事前に買い出しが吉

乗船前に大量にメシを食べたので、昼は軽めに。うーん、減量期ですかってラインナップだけど、まあいいでしょう。

ちなみに船内メシはフェリーターミナルの近くのスーパーで購入。一応船内に湯沸かしポットがあるから、カップ麺とかを買い足せば食費は大幅に節約可能だ。

ただし、私が見た限り電子レンジはなかったので、そこは注意。

夕飯は食堂で

夕飯は船内食堂で。札をひっくり返して、「使用中」としておく。

カツカレーを喰らった。うめえ。

夜はメッチョ揺れる

これは寝る時におきた現象。揺れる。眠れない。

揺れ方は、15秒くらいかけた縦揺れ。今まで感じたことない揺れ方だったからちょいきつかった。

多分、リマン海流に逆らって進むからだと思う。それに加え、デフォルトで荒れている日本海を突き進むから、それなりに覚悟はした方がいい。しかも私が乗船したのは2月。冬はより荒れる。役満です。

加えて、今回使用している船舶であるあざれあは小さめの船らしい。

曰く、海運需要の小さくなる日本海の冬の時期は、普段太平洋側で活躍しているあざれあを日本海側の仕事につかせているらしい。これで輸送キャパシティのロスを調節しているそうな。賢い。けど揺れる。

酔いやすい人は夏の利用をお勧めする。

小樽へは4時半に到着

そして、4時半。小樽到着。さみい。

小樽フェリーターミナルで、トラックがせわしなく乗り入れしていたのが印象深かった。毎回フェリーに乗ると物流で働く人たちに敬意を抱かずにはいられない。いつもありがとうございます。

事前に申請すれば6時に下船できる。しないと4時半に降ろされる。

フェリーには船内休憩なる制度がある。フェリー到着後も、一定時間、船内に滞在してもいいよってシステム。

私は事前に船内休憩を申請し、6時に下船した。4時半に出発はきつすぎる。だけど、6時なら何とか。この後に静かな小樽観光を楽しんだ。これぞ強制ずらし旅。

船内休憩は乗船時にフロントに行ってスタッフに言えばOK。但し、車で乗船した人は前もって申請が必要で、枠に限りがあるらしいが、徒歩乗船なら関係ない。

あと、下船は4時半か6時キッカリでないとムリだそう。

4時半過ぎに降りる人が全員下船した後、タラップが外されるから。これは潮位の変化で施設が壊れないようにするためとのこと。あとテロ対策も兼ねているらしい。スタッフから聞いた。

小樽へ

そして、小樽港名物のべらぼうに長い連絡通路を歩き、

小樽の地へ。てっきりこの中でで一休みしようと思っていたのだが、6時半に閉まる。当時は知らずにだらけてたらおじさんに声かけられた。ご迷惑をおかけしやした。

ただ、この6時下船が肝。早朝から、人が少ない小樽を楽しむことができる。時間を最大限有効活用できるからこのフェリーは好き。飛行機や電車では難しい時間帯に観光地に送り届けてくれる。フェリーの遅さが「早さ」となった瞬間だ。

また小樽観光するときにお世話になると思う。

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