旅行をするときは、早朝の移動手段を用いて、少しでも現地での時間を確保したいと思うのは誰もが思うところ。都心に住む人にとっては容易かもしれないが、田舎民にとっては難しいというのが必定。特に飛行機を使う場合、空港に着くまでに昼になってしまう。
そこでとられる手段のひとつが空港野宿。今回は、私が実際にやってきた感想やおすすめスポットなどを紹介しようと思う。お金を節約したい人、旅行の時間を少しでも伸ばしたい人はぜひ読んでいってほしい。
空港野宿を思い立ったのは卒業旅行

そも、なんでこんなことを考えたかというと、卒業旅行がキッカケ。
その時の私の旅行の移動プランが下記
- 北陸の自宅から出発
- 石垣島への旅行
- 移動は北陸→関西空港→新石垣空港
- 飛行機はLCCで早朝便(07:10発)を利用したい
せっかく遠くに旅行するのだから、現地での滞在時間は一秒でも長く確保したいところ。そのための早朝飛行機なのだけれど、ここで問題が生じる。
北陸から始発の電車で移動したとしても、関西空港まではザっと3時間はかかる。6時発の電車でも空港に着くのは9時。詰み。
そんなん空港の近くに前泊すれば走行解決!だけれど、お金がかかる。貧乏学生は特にキツイ。
滞在期間を一日延ばせばええやんという声も聞こえそうだけど、何度でも切に訴えたい。お金がないんや・・・。
何とか早朝便に乗りたい、けどお金はかけたくない。そんなワガママな私の願いをかなえるべく、我が脳内スパコンが至った結論がコレ。
これなら無料で夜を明かせられる。ついでに飛行機に遅れるリスクも最小限にできる。俺天才!
愚行だという反論は受け付けない。
空港野宿は黙認されている

というか、空港で夜を明かしてもいいの?っていう懸念があるのは重々承知。だがこれに関しては問題ない。
24時間飛行機が離発着している空港では、深夜に空港で待機せざるを得ない人がどうしても生じてしまう。
深夜に飛行機から空港に降ろされた場合、そこからの移動手段はほぼ皆無。空港からの電車は既に終電を過ぎているし、バスも営業終了。マイカーを持っている人を除いて、空港は陸の孤島と化してしまう。

また、あり得んくらい出発が早い飛行機に搭乗する際、同じく時間までに空港までにたどり着くまでの移動手段がないため、空港で待機しなければならない人もいる。
よって、
- 深夜に着陸した飛行機に乗っていた客
- 早朝便に乗るために空港で待機する客
これらの人に対応しなければならない故に、空港側は野宿勢を容認しなければいけない。
つまり、空港野宿はやってOK。多分。
シャワーは有料ラウンジかスーパー銭湯で

野宿するとは言っても、シャワーくらいはしたいと思うのは普通。そこは心配無用。
課金することになるが、関空には併設されているエアロプラザの中に有用ラウンジがあり、


そこでシャワーを借りることができる。
それでも十分ではあるが、個人的におススメなのが、関空の一駅手前のりんくうタウンにあるスーパー銭湯。

ここで体を清めつつ、余裕がある人は関空行の終電までゆったりマンガを読むことができる。不慣れな空港野宿でもぐっすり眠ることができるから、ぜひ検討してほしい。
関空でお勧めは4階の国際線フロア

さて、いよいよ野宿というときに、大事なのは根城の選定。ここをミスると安眠が妨げられてしまう。
関西空港で個人的にお勧めの野宿スポットは第1ターミナル4階の国際線フロア。
1階や2階にも雑魚寝スペースはあるっちゃあるのだけれど、


人通りが地味に多く、寝るにはあまり向かないというのが私の第一印象。
一方、4階の国際線フロアでは、


こんな感じで、人通りが少ない。個人的イチオシはココ。
関空の野宿スポットをまとめた記事は以下
充電スポットはそれなりに充実

関空ではよっぽど込み合わない限り電力の確保も可能で、


こんな感じのコンセントがそこいらに鎮座してある。
これに関しては、空港がホームページに場所を教えてくれている。ありがてえ。
夜通しスマホゲームして飛行機を待とうとしている人でも、充電切れの心配をする必要はない。うれしい。
【感想①】対策すれば意外と眠れる。

さて、ここからは実際に空港で夜を明かした感想だけれど、
これが意外とよく眠れる。
りんくうタウンでしっかりお風呂に使ってきた影響もあるとは思うけれど、それを加味してもグッスリだったといえる。

但し、アイマスクと耳栓は必須。消灯されることはないから、目から光を遮るアイテムは必要だと思う。なければ着替えやタオルで目を覆えばOK。
あと、どうしても何かしらのノイズは聞こえてくる。耐えられないほどではないが、より睡眠の質を確保したいなら、耳栓は必須。
【感想②】仲間の存在がアツい

もう一点伝えたいことがあって、
空港野宿する人は結構多いから、心細くない。


各々で野宿スポットを発見していたようだし、直で床に横になっていた猛者もチラホラ。
自分以外にもやってる人がいるという事実だけで安心して床に就ける。団体意識を強烈に植え付ける日本の義務教育に感謝。
盗難には一応注意
ただし、盗難には注意したいところ。寝るということは無防備になるということだし、荷物のロックをするか、小さい荷物は抱きかかえて寝るべし。

私はひざ下にバッグを敷いて寝るスタイル。なぜならよりリラックスできる体位になるから。

といっても、空港には警備員やロボットが巡回しているし、よっぽどでない限り盗人は悪さできないのではと踏んでいる。
私は今まで一度も盗難に遭ったことはない。但し責任はとれない。
空港野宿はお金と時間を生み出す手段

以上、空港野宿のポイントと体験談をお届けした。
前述したが、空港野宿は宿代を浮かし、旅行先での滞在時間を延ばすことができる素晴らしい手段。いくつか注意点はあるものの、実践すれば恩恵がもたらされるのは確か。
飛行機を使う旅行で少しでもケチりたい人、私のような貧乏大学生は是非とも検討してほしい。
空港野宿を検討している人の後押しになれば幸いである。
以上、検討を祈ります!
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