早朝の飛行機に乗って旅行先の滞在時間を延ばしたい!止む無く空港で夜を明かさなければならなくなった。
そんな人が迫られる選択肢の一つが空港野宿。とはいえ、できる限りの安寧を得たいというのが人情。
ということで、今回は私が実際に現地で調査した関空の野宿スポットを紹介したい。いま、空港で路頭にさまよっている人の役に立てれば幸いである。
空港野宿はやってOK

そも、空港野宿が許されているのかという懸念に対しては、問題ないと言い切れる。
関空などの人工島に作られた空港では、四六時中離発着が行われている。つまり、深夜に飛行機から降ろされたり、未明に離陸する飛行機に乗る人がわんさか。
ということは、深夜に乗り継ぎで何時間も待たされる人が生まれるのは自明。その人のために空港は野宿する人を容認する必要がある。

そして、関空は以前ウェイティングルームという空港野宿勢のための野宿スポットを提供していた過去がある(現在は閉鎖)。
今は有料ラウンジに改装されてしまったが、そのラウンジも夜を明かす人を想定された設備が備わっている。
これらから、「空港野宿ええよ!」という空港からのメッセージが読み取れる。空港野宿はやってOK。
関空野宿スポットTier表

さて本題。ここからはいくつか野宿スポットを挙げ、ランク付けしていきたい。
以下、関空野宿スポットTier表が以下で

- S Tier・・・第1ターミナル4F国際線ロビー
- A Tier・・・第1ターミナル2F国内線ロビー
- エアロプラザ内有料ラウンジ「NODOKA」
- B Tier・・・第1ターミナル1F
- エアロプラザ内のベンチ
- C Tier・・・第2ターミナルロビー
- D Tier・・・床
それぞれ解説する。
S Tier 第1ターミナル4F国際線ロビー

個人的No.1スポットが第1ターミナルの4F国際線ロビー。
人通りは少ないし、充電スポットはあるしで、環境はそれなりに整っている。中でもおすすめなのが、Cカウンター付近のロングベンチで、

この辺りは通路があるけれどほぼ誰も通らないし、なにより横になれるのが良い。ここを確保できれば、安らかな眠りが保証される。私も何回もお世話になっている。
ただし、このベンチ以外は仕様が野宿には向かなくて

こんな感じで横になる人絶対許さないマシーンが鎮座している。横になれないのって結構キツイし、何より座り続けるのはカラダによくない。

一応充電スポットは用意されているものの、それ以上に寝れないことに対するストレスが半端ない。前述の野宿スポットが埋まっていたら、撤退することを推奨する。
ここで野宿した体験談は以下
A Tier① 第1ターミナル2F国内線ロビー

時点でお勧めなのが第1ターミナル2F国内線ロビー。
基本的に環境は国際線ロビーとさほど変わらないが、ロングベンチがかなり多め。空港野宿勢の大多数がここに集う印象。
ただし、皆思うことは一緒なのか、混雑具合がやばい。スペースの取り合いになるし、うるさい。いち早くテリトリーを確保できれば天国だが、できなかった瞬間人権を失う。
競合に打ち勝つ気概があればおススメ。
A Tier② 有料ラウンジ「NODOKA」

お金をちょっと払ってもいいって人におすすめなのが、エアロプラザ内にある有料ラウンジ「NODOKA」
横になれるキャンプスペースやネカフェスペース、シャワールーム等、環境は一番整っている。

飲み物も飲める。
お値段は6時間パックで3200円。ちょっと高い。
値段は時期によって変動があるようなので、利用するときは要確認。
どうしてもベンチで寝るのがキツイって人にはいいと思う。
ただ、中途半端にお金をかけるなら割り切ってホテル取った方がいいと思う。幸い関空にはカプセルホテルが併設されてあるから、こっちの方もぜひ検討してほしい。
B Tier① 第1ターミナル1F

ここはロングベンチやコンセントがあり、比較的環境は整っている方なのだが、
1階は主な出入り口が多数あり、深夜でも人通りが多い。しかもそのたびにドアの開閉音が鳴り響くし、屋外の音も入ってくる。
また、風をもろに受けるため、寒い。夏にはよいかもしれないが、それ以外ではちょっとしんどい。
これらの要因があってか、このエリアで夜を明かしている人は私は殆ど見かけなかった。進んで進めることはできない。
B Tier② エアロプラザ内のベンチ

もうひとつ、B Tierとして挙げたいのがエアロプラザ内にあるベンチで、

横にはなれる。ただし、ベンチの数がかなり少なく、定員オーバーとなる可能性が高い。
加えて、コンセントもない。ちょっとキツイ。
ただし、コンビニがテナントで入っているのでちょい便利ではある。

ちなみに前述した有料ラウンジもここにある。ベンチに耐えられなくなったらここに駆け込めばOK。お金はかかるけど。
C Tier 第2ターミナルロビー

お次は第2ターミナルロビー。
ロングベンチが退寮に鎮座してある。コンセントもある。
意外といけるんじゃね?って思われる第2ターミナルロビー。だけどここには落とし穴があって、

うるさい。とにかくうるさい。
第2ターミナルロビーはLCC用のターミナル。内装も簡素。
つまり、音が反響しまくる。ちょっとの足音でも結構響く。寝られないほどではないが、音に敏感な人にとっては地獄だと思う。
さらにその音について一番の元凶が

こいつ。
パトロールロボット?なんだけれど、こいつが24時間動き回る。その駆動音がうるさすぎ。極めつけはアナウンス音で、

これがやばすぎ。さらに簡素な内装がセルフエコーで追い打ちをかけてくる。何回でも言う、うるさすぎ。
イヤホンして寝れば多少マシにはなる。けどうるさい。私はナシ。
D Tier 床

最後はおまけ。床。
空港どこでも根城にすることが可能。夏はひんやりした床で涼めるネ!
シートとか持ってればアリっちゃアリ。けど私は流石にここまではできない。精神的障壁が高すぎる。野宿するだけでも結構勇気いるのに。
これやってる勇者がいればぜひ教えてほしい。ちなみに私はやったことない。
空港野宿は意外と選択肢がある。

以上、関西空港の野宿スポット2025年版を紹介した。
良し悪しあれど、意外と野宿スポットが空港に存在するなっていうのが私の印象。今回は個人的見解でTier表を作ったけど、人によって重視するポイントが違うと思うから、自分に合った場所を探してほしい。
ココで紹介していない根城を知っているかもしれない。その場合はこっそり私に教えてほしい。
以上、検討を祈ります!
【節約術】消臭ビーズ無限復活計画【結局フツーに使うが吉】
家庭の臭いの秩序を保ってくれる消臭ビーズ。置いておくだけでその効果を発揮してくれるという手軽さが何よりのウリだが、ビーズの寿命が切れたときの交換の際に都度思ってた。どうにかしてケチることはできないかと。 そこで、商品の特性などを考察したうえで消臭ビーズ永久機関化法を編み出したから紹介する。節約効果は如何ほどか、手軽さは変わらないか等、いろんな視点で検証も行ったので、最後までお付き合いいただきたい。 方法:寿命のビーズにリセッシュ原液を吸わせる まず結論から。寿命を迎えた消臭ビーズに消臭液となるものを吸わせ ...
【月刊ちえジャム3月号】ぺっぽこブロガーLv.1の苦悩【ブログ初心者】
ブログを始めて1ヶ月が経過した。あたりまえだけど分からない事だらけで苦労したが、それ以上に新しいことに挑戦するとき特有のワクワク感で満たされていた。 何年後かの自分が懐かしめるような1カ月になったことは間違いないし、これからのモチベーションにすべく記録に残していきたい。 ちえジャム3月は255PV ちえジャム初めての1カ月は255PVだった 1カ月目のブログとして良い数字なのかは分からないけど、今まで何もコンテンツを作ってこなかった私にとっては恐悦至極。これからも見てくれる方々に役に立てるように精進してい ...
【穴場紹介】わたし流、関空野宿前ルーティン【りんくうタウンで整える】
私は旅行の時、空港野宿を頻繁に行う。なぜならお金をかけずに旅行の時間を最大限引き延ばせる手段だから。 そして、野宿するときに必ず立ち寄るところがある。今回はそこを紹介しつつ、空港野宿前のルーティン(関空ver.)として公開したい。野宿時にぐっすり眠れる助けになるはずだから、参考になれば幸いである。 前提:空港野宿は咎められない これは他の記事で何度も前置いているけど、空港野宿は黙認されている。 24時間飛行機が発着している関空や羽田、成田はまず大丈夫。但し、その他の空港は怪しいかも。締め出されるかもだから ...
関西空港の野宿スポット2025年版【Tier表】
早朝の飛行機に乗って旅行先の滞在時間を延ばしたい!止む無く空港で夜を明かさなければならなくなった。 そんな人が迫られる選択肢の一つが空港野宿。とはいえ、できる限りの安寧を得たいというのが人情。 ということで、今回は私が実際に現地で調査した関空の野宿スポットを紹介したい。いま、空港で路頭にさまよっている人の役に立てれば幸いである。 空港野宿はやってOK そも、空港野宿が許されているのかという懸念に対しては、問題ないと言い切れる。 関空などの人工島に作られた空港では、四六時中離発着が行われている。つまり、深夜 ...
【意外とアリ】関西空港で野宿したハナシ【旅行記】
旅行をするときは、早朝の移動手段を用いて、少しでも現地での時間を確保したいと思うのは誰もが思うところ。都心に住む人にとっては容易かもしれないが、田舎民にとっては難しいというのが必定。特に飛行機を使う場合、空港に着くまでに昼になってしまう。 そこでとられる手段のひとつが空港野宿。今回は、私が実際にやってきた感想やおすすめスポットなどを紹介しようと思う。お金を節約したい人、旅行の時間を少しでも伸ばしたい人はぜひ読んでいってほしい。 空港野宿を思い立ったのは卒業旅行 そも、なんでこんなことを考えたかというと、卒 ...
